スピリチュアル自動日記

スピリチュアル.悟り.瞑想.についてメッセージを発信します

憂鬱なときは 風に乗る

憂鬱は、心が感じていると
思いがちですが
意外にも、原因は別にあったりします


確かに
心やマインドというのは
あなたの本性ではなく
ただの思考体であり
優遇や優越を得られない時
苦しみを感じます


ですが
この心は「身体を守る」という
使命を持っているので
意外と打たれ強かったりしますし
身体がなんとか有利になるように
働くので、割とポジティブを好みます


では
重さ、憂鬱の原因は、何なのでしょうか


実は
実際に感じる重さや憂鬱の原因は
心にたかる様々な価値観や概念といった
微細な亡霊たちである事が多いのです


この小さな亡霊たちというのは
何処からやって来たかも分からない
単機能の価値観の群れです
「この場面では、こうすべきだ」
「女はこうすべき」
「カッコ悪い事はしたくない」
「これは気が利いていない」
「このブランドはおしゃれだ」
数え切れない程あります


心が見えなくなるくらい
この小さな亡霊たちが張り付いています


これらは元々
「社会的物理的に身体が有利になるかも」
と、心が取得したものや
強引に刷り込まれたもの
何かの隙に入り込んだもの
など色々です


そして
経験からの有益な情報もあるでしょうが
殆どが賞味期限切れで
最初から無意味なものすらあります


無責任な雑誌からの価値観
小学生時代に小学生から聞いた価値観
子供の頃にしつこく刷り込まれた
親が誰かから聞いた伝聞の価値観
テレビで言っていた価値観
そしてこれらは、自分でも解らない感情や
何だかわからない雰囲気のようなものに
変質していたりします


それは
家の中で「これはいつか使うかも」と
あらゆる物をため込み
ごみ屋敷の一歩手前になっている状態です
実際使える物は少数なのです


このゴミの子達はだいたい
「ノーノー」と小さい声で鳴きます
否定的な小さな声です
ただ量が多いのでその対応で疲れ果てます
身体が重くなり憂鬱になります


そして当然
このゴミの子ファントムを掃除すると
晴れやかで軽くなる訳ですが
このゴミの子を一つ一つ見破って
掃除をしていくというのは
かなり大変な作業になります
そこで
「風」という、もう一つの本当のあなたを
利用する方法をお勧めします


「風」と言うのは、
外側から聴こえる
あなたを行動に誘う色々なものの事を
言います


ちょっと意外ですが
風は、心よりも
本当のあなたに、より近い存在なのです


どんな閉塞していると思える時でも
微かな風は吹いています


そして当然
風に逆らっているのは、この亡霊達で
それが、重く動かない憂鬱な状態
を作りだしていますが
亡霊たちの声より「風」の声を
故意に優先させます


風の声とは
「もっとご飯食べたら」という家族の声や
「窓から差す暖かそうな陽光」
「ケーキ屋さんの美味しそうなケーキ」
「早朝聞こえる小鳥のさえずり」
などです


その風に流されてみます


素直になる事にちょっと抵抗を感じても
「ノーノー」という小さな声を聞いても
「あっ、この子達の声か」と見破って
風に流されてみます


その時、風に押されて渋々動くというより
風の動きよりもほんの少しだけ早く動く
ようにします


あなたが、あなた本体である小さな風に
少しずつ流されるうちに
段々とあなたは、解放されていきます
それが「乗っている感じ」の最小バージョンなのです


この素直に微風に乗る心地よさを
覚えていくと、いつの間にか
重さや憂鬱が無くなっていきます
そして、風に乗るのが上手くなると
風景が明るく
身体も軽く感じられるようになります


たまに、天然の素直な人とかが居ますが
彼らや彼女らは、人の話に流されやすい
自分をしっかり持っていない人では
ありません
むしろ自分を大事にしている人達なのです


そして繰り返しになりますが
風があなたなのです
家族の何気ない言葉や
美味しそうなケーキや
陽光が、あなただというのは
納得できないかも知れませんが
本当です


自分は身体の中だけに居ると
思っている幻想のせいで気づきませんが
風に乗って心地よくなるにつれて
徐々に解るようになると思います