スピリチュアル自動日記

スピリチュアル.悟り.瞑想.についてメッセージを発信します

ユーモアがすべて

ユーモアのセンスに欠いたこのブログで
「ユーモアが全て」と題して書くことは
やや滑稽ですが
そこはユーモアだと思って
受け流してください


さて本題です
スピリチュアルを追求していると
とても清浄で清廉であっても
少し張り詰め過ぎた雰囲気に
なってしまうことがあります


それでは何かが足りないと感じます


聖なるものや清浄なものを
追い求める事は
それはそれで一つの価値観です


ですが、その結果
「過度に深刻になってしまう」
という現象が起こるのは
「聖と俗」や「幸福と苦しみ」という
水平次元の尺度に
捕らわれているためでもあります


水平次元は真面目なのです
真面目で、深刻です


それに対して
ユーモアというのは矛盾や対立を
超越することです
または価値観の土俵に乗らないこと
水平軸の価値観の世界から垂直に離れて
その世界を俯瞰するという事です


世界一のユーモアと言われているものは
第二次大戦中のイギリスで生まれました


当時イギリスは、ナチスドイツから
世界初の大陸弾道ミサイルである
V2ロケットでの本土攻撃を
受けていました


これは、精度の悪いミサイルであり
着弾する場所はさまざまでしたが
運が悪いことに、ある老舗の百貨店に
着弾し、その入り口はめちゃくちゃに
壊れてしまいました


しかし翌日、その百貨店は


「改装をして入り口を拡大しました!」
「お客様は入店し易くなります!」


という大きな張り紙をして
営業を続けたそうです


これは、敵国の攻撃による
恐怖やパニックまたは復讐や憎悪
といった水平軸の土俵に乗らず
垂直軸で俯瞰し笑い飛ばした例として
一流のユーモアだと賞賛されています


また、海上自衛隊練習艦「かしま」が
2000年のアメリカ独立記念日を祝う
洋上式典に参加するために
ニューヨークの港内に停泊していた際
豪華客船のクイーンエリザベス2号に
接触されてしまいました
そして慌てて「かしま」に謝罪に来た
エリザベス2号の船長代理に対して
海自練習艦隊司令官の吉川海将補は


「幸い損傷も軽かったし、
別段気にしておりません、それよりも
女王陛下にキスをされ、光栄に思って
おります」


と言ったそうです
このユーモアは船乗りの世界で
瞬く間に広がり賞賛されたそうです


このユーモアも垂直方向に俯瞰して
います


また低俗に見えて一流のユーモアも
あります


2010年の尖閣諸島沖で中国漁船が
日本の海上保安庁巡視船「みずき」と
「よなくに」に衝突した事件をきっかけに


ネット空間では
日中の中傷合戦が始まりました、中国側は
中国語の「日本鬼子」や「小日本」という
日本を侮辱する言葉で煽ったのですが
日本側のネット民は
日本鬼子や小日本の可愛い萌えキャラを
大量に量産し、それを楽しんだそうです


この日本のネット民の行動は
中国のネット民に衝撃と敗北感を
与えたようで
イギリスの新聞タイムズでも
取り上げられたようです


これも価値観の水平を無視した
一流のユーモアです


また、身近なところでは
スポーツジムのサウナなどで
よく高齢のおじさん達が集まり


おじさんA「俺たちは全員癌患者だ!
しかしあれだな、俺たちの癌細胞にも
癌が出来ればいいのにな!」


おじさんB「なるほど!ガン癌が
ガンガン増えればいい訳だな!
はっはっは!」


と言って本気で大笑いしている光景を
見ますが、これも流石だなと思います


スピリチュアルには
これらのユーモアが必要です


幸福と苦しみ
愛情と憎悪
聖と俗
清浄と不浄


これらはみな水平軸の価値です
これを垂直に俯瞰し、笑い飛ばすことで
本当のスピリチュアルが見えてきます
また、自分を救う事になります


よく、宗教をユーモアにしてはいけない
と言われますが、それは
現代宗教はその水平軸から逸脱する事を
禁じているからです
強固に水平軸に同一化しています
宗教は常に真面目で深刻なのです


今のスピリチュアルは宗教に比べ
自由で、常に生まれたてなので
価値観が固着化していません
逸脱OKな訳です


むしろ水平からの逸脱こそが全てです
苦しい時であればあるほど
そこに縦のユーモアが必要なのです


そしてそれは、一時しのぎという訳では
けしてありません
普遍的な場所を見出す灯りとなる筈です