スピリチュアル自動日記

スピリチュアル.悟り.瞑想.についてメッセージを発信します

幻術に支配された世界とアセンション

世界は概念という幻想に支配されています


その概念とは
所有や貨幣という概念と
自他という概念です


土地を所有している人もいますが
元々土地には、どこを探しても
名前は書かれていませんし
土地を代々受け継いだ人も
元を辿れば、無人の土地に縄を張ったか
他人が住んでいた土地を
石とこん棒で奪ったものです


正統な根拠はどこにもありません


それなのになぜ
その所有権が発生しているかというと
所有権を「受容」する人達が
いるからなのです


これを「権限受容」と言いますが
権利や権限は元々確かな力がある訳でなく
周りの人々が受容することで
成り立っているように見えると
いうことです


受容した人々、つまり
幻術にかかった人たちがいるから
そこに権利が存在できる訳です


貨幣もそうです
貨幣は労働で生み出した農作物や
製品や知識の流通や交換のために
道具としては便利なものです


そして
本来は金貨か、金と同量の貨幣のみ
許されていました
金本位制ですね


この時は、ある意味正常でした
金という元素は、化学反応も起こさず
人為的には生成できない物質で
不正に作ることが出来ない為です


しかし今は、貨幣と金は切り離され
紙幣は任意で印刷できるようになって
います


つまり、いくらでも印刷できる
単なる概念になってしまいました
または、銀行が貸し出しによって
お金を増やしていく信用創造という名の
又貸しでも、勝手に貨幣を作れます


これらも紙幣と言う概念を受容する
人々がいる事で成り立っています


貨幣自体は便利なものですが
この概念を操作する者が富を支配します


紙幣という概念・所有という概念
この幻術を操っているのが支配層です


そして、この支配層は
これは幻術だと人々が見抜くことを
怖がっています


人々が覚醒することが怖いのです


世界一の億万長者がいたとしても
その他の人達が一斉に紙幣の価値を
所有の権利を受容しなければ
億万長者は一瞬にして一文無しに
なってしまうからです


王朝や貴族などの伝統的権威も同じです


ですから
支配層は、意識的か無意識的かは
判りませんが、民衆を眠らせようとします
そのために
テレビや娯楽などで民衆のマインドを
絶えず刺激します 


それは
マインドと自他の概念を増強する事が
幻術を有効に効かせるための要だからです


最後の防衛策としては軍事力という
原始的な力を蓄えます


この軍事力も兵士が目覚めてしまえば
終わりな訳ですが
上官には絶対服従という
目覚め禁止の決まりで
なんとか崩壊を食い止めようと
努力しています


これらの支配層は、どこかの一族が
支配しているのでなく、たぶん
集団意識がそうさせているのでしょう


マルクスは個人所有が存在しない
社会主義社会を唱えましたが
資本主義の後に訪れるものだと
予言していました


そして、強引に社会主義国家を目指した
国々は崩壊したか、独裁国家になりました


個人所有のない社会主義
ユートピアのように感じますが
自我という個人性をもった国民では
「個人所有の無い」社会を実践するのは
根本的に不可能なのです


それは、多くの硬い石を使って
芸術的な一塊のオブジェを作ろうと
するようなものです


境界のない粘土たちを使って初めて
ワンネスの塑像(そぞう)を
作ることが出来ます


つまり、国民の多くが覚者でない限り
理想世界を作るのは困難な訳です


しかし
この個人所有の無い世界というのは
新しい理想世界のように思われますが
日本の縄文時代の社会や
北米のネイティブアメリカンの社会では
すでに達成されていましたし
日本人は遠い記憶でそれを知っています


また
目覚めた人たちや目覚めかけた人たちが
静かな所で自給自足の生活をしたいと
思うのにも道理があります。


幻術の支配を受けたくないのです


ですが
街の中で近代化した生活をしながら
幻術を見抜いた上で生活することも
素晴らしい事だと思います 


それは、あなたの眼差しで覚醒を
社会に波及させることが出来るからです


しかし、覚醒者たちというのは
マインドの支配体制にとっては
危険なウイルスのようなものです


目立って見つかってしまうと
秘教的なキリスト教の人達や
回教のスーフィーなどのように
迫害されてしまいます


覚醒の波は草の根的に
支配層をも密かに飲み込み
世界同時的に静かに浸透してゆく
というのが理想なのかも知れませんし
真のアセンションなのかも知れません


例えば
動物たちの苦痛に敏感な人たちが増え
ベジタリアンセミベジタリアン
多くなれば、食肉の需要が減り
その産業は縮小します


また、マインドの不安や恐怖
嫉妬や羨望などを刺激するテレビ雑誌
などを受容しなければ
それらは消えます


一見きれいに見える価値観
例えば、自由博愛平等寛容なども
注意が必要です


それ自体は素晴らしい概念ですが
それを声高に叫ぶ者はマインドです
そこには思惑や意図がありますし
あなたのマインドを興奮させ
強化させます


これらは受容しない事が肝要です


私たちが受容しないものは
世界から消えてゆくのです


私達は何かをしないと世界は変わらない
と思いがちですが
受容しない、乗せられない
影響されないことの方が
今は世界を変えられます


受容されない幻想は霧散します


そして
私たちは何に従って行動すれば
良いかというと
「魂(身体・無垢の個人性)に従って」
ということでも良いのですが


本当は、それにも従う必要はありません
従うものは無いのです