スピリチュアル自動日記

スピリチュアル.悟り.瞑想.についてメッセージを発信します

何の役にも立っていない人

無駄なこと
意味のないこと
何の役にも立っていない人には
不思議な魅力を感じます


無駄であることや
役に立たない自分を気にして
暗く落ち込んでいると
その魅力の薫りは漂いませんが


なぜか、それを全く気に留めず
心底、ニコニコとしている人は
素晴らしい魅力を放ちます


また
あまり羨ましがられないような仕事
誰でもできるような仕事
時給の安い仕事をしているのに
その事を全く気にせず
何の迷いもなく、笑みを湛えて
全力で働いている人もいます


そんな人たちは、どことなく
古代メソポタミアの王が
働いているような雰囲気を
醸し出しています


役に立たないことを気にしない人
社会的なヒエラルキーなど
まるで気に留めない人たちは
マインドが棲み家とする水平次元には
住んでいません
垂直の次元に住んでいるのです


水平次元のマインドは
「それには意味があるのか?」
「それは何の役に立つのか?」
「どんな利益があるのか?」と
常に問い続けます
それが彼らの仕事です


しかし本来
世界には意味はありませんし
存在にも生にも意味はありません


何かの役に立つという考え方も
世界を区切らないと発生しません
区切った結果、AとBがあり
AがBに奉仕をすることで
「役に立つ」が現れる訳です


それは区切り方で変化します
区切りのない世界では
ただ流れがあるだけです


そして、利益ですが
区切りの無いワンネスの世界では
ある所にだけ利益が溜まる状態は
世界の流れに淀みがあり
世界が病気になっているという事に
なります、身体で例えれば
脳梗塞心筋梗塞のようなものです


マインドの役割は
個々の身体を守ることですが
今のマインドたちは肥大してしまい
過剰に動き回っています、その結果
水平次元の世界を作っているのです


それは、とても幼い世界です


それに対し
マインドの問いかけを
全く気にしない人たち
垂直の世界に生きる人たちは
ジャッジも過去も未来も気にしません
いまここでベストを尽くしています


その人たちが「本当の王」なのです


絶対的な王は、評価も気にせず
誰の指図も受けません


もちろん
垂直次元だけに住んでいる人達は
とても少数です


殆どの人は水平次元に住んでいて
たまに垂直次元を感じるということが
多いでしょう


普段の生活では
評価が気になり、得になることを探し
自分が、役に立つ意味のある存在
であることを望みます


そして、休みの日には
意味もなく波に乗るサーフィンや
何の理由もないのに
山に登っては降りるだけの登山
無駄に体を動かすダンスを楽しみます


これらは
ささやかな垂直次元の楽しみですが
時間がたつうちに、他者と競いだし
水平次元になってしまいます


私達は、サーフィンや登山などという
個別の事柄が楽しい訳ではなく
垂直次元に居ることが楽しいのだと
知るべきなのです


実は、どんな事にも
垂直次元を見出すことはできます


普段の仕事でも家事でも学業でも
どんな事でも、評価を気にせず
過去も未来も気にせず
いまここでベストを尽くせば
海で初めて波に乗れた快感を
感じる事ができます


一番大切なのは
「ベストを尽くす」という所で
それは
自分の為のベストでもなく
何かが望むベストでもありません
ただベストです
無為のベストとも言えます


何の役にも立っていない朗らかな人や
ヒエラルキーを気にしない明るい人は
マインドからは認識できませんが
ベストを尽くしています、そして王です


あなたも、いまここで
ただただベストを尽くしていると
自分は黄金の玉座に座っていたのだと
やがて気付くこととなります


実は、あなたには
かつて王だった記憶があります


まだ自我が発達する前のあなたは
このような充実した生を
疲れを知らない古代の王のように
生きていたのです