スピリチュアル自動日記

スピリチュアル.悟り.瞑想.についてメッセージを発信します

引き寄せたら幸せになる?

私たちは思い通りの事を引き寄せたら
幸せになれると思っていますが
はたして、そうなのでしょうか?


何々を得たならば、幸せになる
こういう状態になれば、幸せになると
普通は、考えてしまいます


しかし、「~ならば幸福」というのは
条件付きの幸福でしかありません
それがある時は幸福ですが
それが去れば不幸になってしまいます


その条件や状態が
無くなってしまったり
慣れて普通になったり、陳腐化したなら
また新たなものを引き寄せなければ
ならないのです


これでは、一向に埒が明きませんし
何だかとても儚い感じです


私たちは、移ろい易い幸せでなく
普遍的幸福を手に入れるために


幸福の本質を知る必要があります


私たちは通常
新しい洋服を買ったら幸せを感じ
恋人と会ったら幸せを感じ
好きな趣味をすれば幸せを感じます


なので、新しい服や恋人や趣味という
対象物が幸せを運んでくると考えます


しかし、よく考えてみると
私たちは、同じ恋人に会っても
幸せを感じる時もあれば
そうでない時もあります


同じ趣味をしていたとしても
幸せである時もあれば
退屈で詰まらない時もあります


実は、物事そのものは
幸せの原因ではないのです


では、幸せの本体は何なのでしょうか


それには、まず
およそ間違いなく幸せを感じられる例と
その時期を考えてみる必要があります


それは
出来たての新しい恋人と語らう時や
憧れていた新しい趣味を始めてまだ
間もない時期です


この2つの例では
殆どの人がドキドキを感じ
幸せを感じると思います


しかし、これらも慣れてくると
初期のような幸せは感じなくなって来るか
逆に苦痛を伴うようになる場合もあります


ここが要点なのですが


私たちは「慣れて飽きてきた」から
幸せを感じなくなっている訳では
ないのです


実は「マインドが立ち上がる」から
幸せを感じなくなっています


詳しく説明します


恋愛初期の状態をよく
「盲目的な恋」と表現する場合が
ありますが、大抵
少し批判的な意味合いで使われます
つまり
周囲が目に入らず、恋人に対し
相対的な評価が出来ない状態と
いう訳です


ちょっと批判めいて語られる
この状態ですが、実は
スピリチュアル的には
とても素晴らしいことなのです!


これは、何とも比較しない感覚
何の条件も付けない感覚です
ノーマインドでジャッジ無しの状態です


しかし
暫くするとマインドが立ち上がり
恋人を社会の価値観で測ったり
他人の恋人などと比較し出して
恋のボーナスステージは終わりを告げます


また、新しい趣味の場合
その趣味を始めてすぐの頃には
その趣味の世界特有の価値観などを
まだ私たちは、詳しく知りません
なので、余計な事は何も考えずに
子供のように無心に
その趣味に没頭し楽しみます


そして、ある時から他人と比較したり
その世界の価値観では、自分はどれ位の
技量なのかと測りだします
そうすると
その趣味に仕事のようにストレスを
感じだすこともあります


つまり、私たちの幸福というのは
恋人や趣味という人物や物事から
やって来るのではなく、私たちの意識が
「ノーマインドである事ゼロである事」
から、やって来ているのです
そして心の奥ではそれを求めています


なので
いくら幸せになりそうな物事や人物を
何かしらの方法で引き寄せたとしても
あなたがノーマインドで無くなれば
やがて、幸せは色褪せてしまうのです


逆に物事や人物には依存せずに、常に
「ノーマインドでゼロ」であるならば
常時、幸福の中に住んでいられる訳です


私たちが幸福になるためには
ノーマインドであることを求めた方が
より近道であり本質的です


この意味で
常時、幸福である人達がいます
それは、3歳くらいまでの幼児と
悟りを思い出した覚者です


幼児は自我が形成されるまで
幸福の王国に住んでいます
私たちに3歳以前の記憶が殆どないのは
マインドには、その頃の質の違う意識が
理解できないからです


覚者は、見るものを常に新鮮に感じます
見慣れたものでも、当たり前のものでも
初めて見たように感じます
それは、常に初恋の人と、初めて
語り合っているような感じです
これは、幼児の日常とも似ている
幸福の感覚なのかも知れません


彼らが幸福の王国の住人でいられるのは
彼らの意識が、物事に左右されず、常に
ノーマインドでありゼロであるためです


もちろん、現代の生活においては
「価値観と区別」で出来ているマインドも
道具としては、必要なものですが


幼児の頃や覚者のような
価値観やジャッジの無い意識の状態を
思い出すことは


私達が再び
幸福の王国に帰る助けとなるのです