実際に世界を回している人達というのは
派手で目立つ人達ではなく
目立たなく静かで優しい人たちです
静かで目立たない人々は
世界の中で「自分は端役だな」などと
思ってしまいがちなのですが
実は、花形の役回りなのです
派手で目立つ人達の役というのは
わりと簡単に出来るもので
それは幼い初心者が演じる役柄です
目立たない静かで優しい人達の役は
繊細で気負いがなく、少し切ない感じ
そして、明るい役なのです
その人たちが実際に世界を回し
世界を浄化しています
目立たなく何気ない人たち
彼らや彼女らが、世界の主役なのです
しかし、現代社会を見渡すと
皆が、目立つ人気者に憧れていて
影響力のある仕事が望ましく
多くの人に認められることを目指して
生きているように見えます
そして
目立たなく静かであることに
無関心であるばかりか
そうなる事を避けたいと思う傾向も
あるのではないでしょうか
しかし、この傾向というのは
本質から言えば
まったくの「逆さま」なのです
それは、まるで
大人を子供と見ていて
右側を左側と思っていて
そして
天を地と見ているようなものです
それは「逆さまの世界」なのです
これからの世界は、皆が
その本質に気づき始めるでしょうし
もう既に、気づき始めている人たちも
います
もちろん
昔からその本質に気づき
それをこよなく愛していた
多くの人達も居ました
日本の場合
昔であればあるほど
そんな人々は大勢いたと
考えられます
そして、その愛された主役の人たちも
当然、目立つことはありませんが
今も昔も大勢います
そんな人たちは
自分を無理に抑えているから
目立たなく静かであるのではなくて
本当に自己顕示欲にも興味が薄く
誰かがふれまわっている
たいそうな誇りや理想にも
影響を受けず
自分の中心の小さな声だけに
耳を傾ける人たちです
優しく静かに行動します
その行動は目立たない小さな行動に
感じたとしても
実際は、直接関わった人や世界に
大きな影響や幸福を与えてきたのです
なぜかと言えば、その行動が
概念や欲や想像から来たものでなく
リアルで嘘のない本物だからです
そして
目立たなく静かな人々は
本当に美しいのです
そういう人達は昔も大勢いましたし
現在でも大勢いるのですが
今までは、皆が反対方向を見ていて
そこに目を向ける傾向では
ありませんでした
しかし、これからの世界は
目立たない静かなものに憧れる時代に
なって行くでしょう
「向き」が変わるのです
スピリチュアル的に言えば
波動が粗いものに向かって
流れていた人々の関心の傾向が
波動が細かいものに向かうように
なる訳です
もしかすると縄文文明が終わって以降
私たちは、波動の粗い方向に
ずっと流れてきたのかも知れません
これは、本質に逆らった
「逆さまの動き」である為
やっと自然な巻き返しが
いま起こっているのでしょう
それは
重力に逆らってボールを真上に投げても
だんだんと速度は遅くなり
頂点で速度0になると
その後は今までと逆方向に落ちてくる
ような感じです
そして、そのゼロポイント付近の
具体的な兆候も見て取れます
例えば
テレビを見ない人たちが増えている
国民が一斉に熱狂する流行が無くなる
時代に敏感な人々が、無意味な見栄や
過度な消費に興味を示さなくなっている
農業に憧れる若者が増えている
権威とされるもののメッキが剥がれる
などに現れていると思います
この巻き返しのターニングポイントが
今の時代に起こりつつある為、今は
アセンションの時代と言われるのかも
知れません
