スピリチュアル自動日記

スピリチュアル.悟り.瞑想.についてメッセージを発信します

意識の箱の中

 普段の私たちは
「意識」という箱の中に住んでいます


そして、その箱の中身は
ある時は、皆の幸せを祈るような
慈愛に満ちたものであったり
逆に、他人を出し抜こうとするもので
あったりもします


また、ある時は
身体や立場や命の危機に恐怖し
時には、性的に興奮状態であることも
あるでしょう


私たちの意識の箱の中身はなぜか
このように変調を続けます


変調する箱、考えてみると
これは何かに似ていますね


そうです
テレビや多弦の楽器に少し似ています
複数のチャンネルがあるあのテレビ
または、複数の弦のある楽器です


ただ、この意識の箱はテレビのように
どのチャンネルに合わせても
同じような感じの番組が放送されて
いる訳では無く
その箱の中の放送は
階層的であり、重ね合わせ的です


周波数のあらい層の番組は
体の安全や危機、捕食や生殖について


つぎの中間周波数の層は
群れの中での地位や承認や自己実現


最後のこまかい高周波の番組は
社会貢献や慈愛です


番組の比重は箱それぞれですが
これらは、同時に放送されます


そして、この周波数のバランスが
意識の箱の「固有振動数」となり
その振動数が似ている箱同士は
気が合うなと感じ
反対に、まるで似ていない振動数の箱は
興味のない箱となります


また、楽器のように
共振のようなことも起こるようです


皆が中間周波数を出していて
少し殺伐とした環境の中に
高周波の人が飄々と入ってくると
その場の雰囲気が一気に和む場合が
それにあたります
その時、皆がもつ波長の高い弦が
共振を起こしています


また、反対に
低い波長にあなたの弦が共振し
引きずられることもあるでしょう


そして
この「意識の箱の特徴的な点」は
「私がチャンネルを変えられない」
というところにあります


つまり、あなたの意識の箱の中の
「放送内容」「チャンネルの切り替え」
または「変調する周波数の音楽」は
あなたの意図に関係なく
全自動で起こっているのです


ただ、感覚としては
「自分で音のバランス」や「放送内容」
を選択していると感じるかも知れません


それは、なぜかと言えば
あなたが「興味」を持つ範囲が
意識の箱の外壁であるため
あなたの興味次第で箱の形が変わり
その箱の形にあった振動数の音が
その箱で鳴っているからです


あなたは、自分の興味や視点で
箱の波長を自由に操っているように
感じることでしょう


しかし、実は
肝心の「あなたの興味」も
自動で起こっているのです


つまり、この箱の中の演奏や放送は
私たちにはコントロールできない訳です


なので、私たちは
自動で鳴るこの箱の音や放送に対し
その都度、律儀に自己同一化したり
過度に反応して、苦しむのではなく


自動的に演奏したり共鳴したりする
一つのオルゴールを楽しむように
少し緩い感じで関わっていくのが
良いのかも知れません


そして、ここまでの話では
「悟り」は登場していません


では、今回のように、意識を箱で例え
思考を周波数の違う音で例えるならば
「悟り」はどこにあるのでしょうか


実は、悟りは、意識の箱の中にもあり
箱の外にもあるものなのです
そして、それが何かと言えば
無音であり、静寂です


箱の中は、音が鳴っていても静寂があり
箱の外は、音もなく静寂があります


しかし、残念なことに
悟りであるところの「無音と静寂」は
意識の箱では感知することは出来ません


また仮に
意識の箱で感じられたとしても
それは、空白や余白として
感じられてしまい、それらに対し
意味も言葉も感じ取れません
翻訳不能なのです


それでは
私たちに「悟り」を感じ取る方法が
全くないのかというと
実は、そうとも限りません


完璧に接触する方法はありませんが
ギリギリまで近づき、そのエッセンスを
味わう方法はあるのです


「無音や静寂」というのは
オシロスコープ(波形測定器)で
測ってみると
波形ではない横一線の直線です


この直線に極めて近い波形を探し
その波形の音を聴くのです


そして、その波形とは
極限の高周波と低周波になります


実はこれらの波形は、ほぼ直線となり
無音・静寂の線形に似ていますが
それでも波形である為
なんとかギリギリ
意識で聴くことが出来るのです


文系的に言えば
この超高周波は「超慈愛の音(放送)」
低周波は「超生命の音(放送)」
といった所でしょうか


そしてまず「超高周波」ですが


私たちがこれを意識の箱で聴くと
「気づき」ではなく
「気づかれ」を感じます


あなたが、生まれてからずっと
何かに「気づかれて」いたという事に
気づき、そして、その視線は
いかなる価値観も無しに、ただ
あなたを見つめる優しい眼差しだと
分かるのです


それは
天使の歌声や神の視線や恩寵として
感じる事があるかも知れません
これを感じる時は理由の無い至福も
同時に起こる場合が多いようです


次に、「超低周波」ですが
これを聴くときは、グラウンディング
感じる事が多いようです


普段は、自分の居場所が無いように
感じて、何に対しても遠慮し
心細く感じている人も、この音を聴くと
地球そのものが我が家のように感じ
どこに居てもどんな時も大きな安心感を
感じるようです


それは「生命の音」のように感じ
あなたを自然に力強く活動的に
させてくれます


この二つの音からの感触は
「悟りの本体」をネイティブとして
直接聴いている訳ではありませんが


それでも、それに確実に近づいていて
それの持つエッセンスを、意識の言葉に
翻訳していることになるのです