スピリチュアル自動日記

スピリチュアル.悟り.瞑想.についてメッセージを発信します

救われたい

スピリチュアルを好きな人は


色々と有名な人の本を読み
参考になりそうな人たちの話を
よく聞いていると思います


その中で
「あなたは既に救われている」
「あなたは絶対に大丈夫だ」という
メッセージを受け取っているでしょう


そして、その時は
何となく良い感じがしても
また普段の日常に戻ってくると
「やっぱり、救われないな」と
思ってしまう事が多いのでは
無いでしょうか


また、私たち
スピリチュアルを探求している者や
瞑想をしている人達は
つかの間の変容体験や
聖なる感覚の体験をする事もあります


そして、暫くすると
通常の感覚に戻されます


「そんな変容体験はしていないよ」
と思う人もいるかと思いますが
まだ、気付いていないだけで
実は、体験をしていると思います
ひとたび、それに気づけば


「既に多くの体験をしていたのだ」と
判る筈です


そして、一度でも、0.1秒でも
それを体験した私たちは
「悟りの世界」を垣間見たことに
なります


悟りの世界を知っているのです


しかし
その世界にいる時以外の私たち
つまり、日常の感覚の私たちは
悟りの感覚を知っていても、なぜか
「自分が救われている感じ」を
持ちません


悟りの世界を知っているのに
救われないのです


有名なスピリチュアルリーダーの
メッセージを聴いた後も
短時間の変容体験をした後も


ふと我に返って、冷静に考えてみると
「正直、救われた実感が湧かない」と
感じるのです


これは、なぜかと言えば


「通常の感覚」や「普段の感覚」が
「思考」や「マインド」によって
出来ているからなのです


「思考・マインド」は基本的に
「足りないものを求めるもの」
または「救いを求めるもの」なので


結果的に、私たちの通常の感覚は
「常に救われないもの」なのです


ですから
見上げれば、常に空があるように
通常の感覚で、思考をした時は
常に「救われない」がある訳です


これは、高名な覚者でも同じです


悟りを開いた高名な覚者が
もし、通常の感覚でいたならば
彼らもまた「救われていない」のです


そして
「悟り」や「聖なるもの」と
「救い」は全く関係がありません


「悟り」や「聖なるもの」は
救われるとか、救われないとかの概念と
まるで接点がない、または
それを超越しているのです


短時間の変容体験であっても
「救われた」という感覚は得られません
強いてその感覚を表現するならば
その概念を忘れている感覚です


そして、私たちが
「救われていない、苦しい」と言う時は
漏れなく「マインド」が
そのセリフを喋っている訳です


ただ、通常の感覚でも、例外的に
救われていないとか、救われたとか
考えていない時もあります


例えば
手慣れた仕事を淡々とこなしている時
趣味に没頭している時
気が合う人と過ごす静かな時間
理由もなく気分が良い時


この時間は、スピリチュアルでもなく
超常的な雰囲気も無く、地味な
「通常の感覚」のように思いますが


実は
「日常にあるノーマインドの時間」です


ノーマインド=悟りであるので
「日常の悟り」とも言えます


とは言っても、その後に
思考やマインドが立ち上がると
必ず
「救われていない」と感じ
「深刻で苦しい感じ」を伴います


また、「救われた!幸せだ!」と
思うのもマインドです
一見、いいようですが、これも
不安と抱き合わせの脆弱なものです


結局のところ
いつも私たちを困らせているのは
「この部分」つまり
「マインド」なのです


「マインド」=「不幸・苦」な訳です


ですから、悟りや聖なるものにいくら
意識を集中しても、それを経験しても
「普段の救われた感じ」は得られません
なぜなら、それは
悟りではなく、マインドが感じるもの
だからです


では、私たちはどうすれば
良いのでしょうか


仏教では
「煩悩や欲(マインド)を滅しろ」と
説いています
現代スピリチュアルでは
「マインドは幻想なので無視をしろ」
といいます


しかし、これらのやり方では
反って、マインドを鍛え強化させます


マインドを浄化し成仏させるには
優しく「抱き参らせる」必要が
あるのです


ウグイスは「ホーホケキョ」と
鳴きますが
マインドは「スクワレテイナイ」と
くり返し鳴く鳥です


彼を大人しくさせる為には
その声を真摯に聞いてあげて
可能な望みをかなえ、納得させ
安心させることです


これは、亡霊などと同じです、安心し
納得すると薄くなり消えていくのです


「スクワレテイナイー」という
亡霊鳥の鳴き声に対し
ただ「そうだね」と聞いてあげ
少しの餌を与え、出来れば
前述した「日常の悟り」という
心地よい寝床に誘い込むのが
得策だと思います


そこには
救われている、いないを
超えた世界が、現れるかも知れません


また、もちろん、王道の悟りの世界
聖なる世界を探求する事もいいでしょう


トンネル工事の際に
出口と入り口の二方向から掘る感じで
とても効率的です