スピリチュアル自動日記

スピリチュアル.悟り.瞑想.についてメッセージを発信します

人類滅亡と自己同一化


ある時期
トランスパーソナル心理学
とても興味がありました

そして、その書籍の中で
著名なスピリチュアリストが
「人類は別に絶滅しても良い」と
述べていました

その文章を読んだ時
衝撃のようなものを受けた事を
覚えています

当たり前のように思っていたものが
実は、何の根拠も無かったことを
その時、気付いた訳です

 

私たちは普段
「人類は絶滅してはいけない」と
漠然と思っています

しかし、近年では
地球の生物40000種あまりが、毎年
絶滅していると言われています

そして、過去には
地球の全球凍結などで、地球上の
殆どの生物種が絶滅したことも
あります

実は、絶滅などは当たり前のことで
人類だけが絶滅してはいけない
などという理屈は
どこにも存在しないのです

 

人類はけして特別なものではありません

 

絶滅という変化は
悪い事でも良い事でもないのです

私たちは今
地球の気候変化などを心配し
コロナを0にしなくてはならないと
恐怖にかられ
ヒステリックな状態です

そして、同時に
人類は、子孫を永遠に作って
未来永劫繁栄しなくてはならない
などと、みな当然のように
思っています

 

これでは、まるで
危機と繁殖だけに興味のある
粘菌やDNAの意識のようでもあり
それに固執する強迫神経症です

また、その恐怖や思い込みを
刷り込み、扇動し利用して
支配を試みる者達さえいます

 

本当のところは
人は別に絶滅しても良いのです
まるで問題はありません
そして、そう思うことが
ニュートラルな立ち位置に
立つこととなります


と言うのも、そもそも私たちは
「人類でもDNAでもないのです」

 

正確に言えば
人類やDNAと関係がないと言った方が
良いかも知れません

私たちが自分を人類だと思っている
のは、無数にある自己同一化の内の
一つに過ぎないのです

人類が、滅亡したとしても
あなたに何の影響も与えませんし
私たちは、無傷です

 

そして
「私たちは大丈夫だ」という
安心感を得るためには、当然
「私たちが本当は何者なのか」を
知る必要がある訳です

ラマナも「私は誰か」を
問い続けなさいと終始説いていました


私たちは

人類ではなく
日本人でもなく
名前でもなく
男でも女でもなく
身体でも脳でもなく
悲しい記憶や思い出でもありません

そして、私たちは
「私」でもないのです


人類自体と自己同一化し
人類の運命に恐怖するのも
そうなのですが
日常の私たちは、それはもう
色々なものに自己同一化しています

人は、何かに強く自己同一化していると
しだいに余裕がなくなっていき
追い詰められたような感覚になります

 

それは、演技をしている俳優が
役柄に成り切り過ぎてしまい
舞台の上での悲劇に
本気で涙を流しているような
ものなのです

演劇の中で、ある役柄の人が
恋人にフラれてしまっても
また、ある役柄の人が劇中で
戦死をしてしまっても
それを演じている俳優の私生活には
全く関係がないのにです


そして、何かと同一化してしまい
憂鬱を感じる時、悲しい時、苦しい時
やる気が出ない時
死んでしまいたい時

その時のそれらの感覚というのも
「あなた」ではないのです
あなたは、そのエネルギーをも
演じているだけです


では
本来のあなたが何であるのかと言えば

それらの全てと関係がない
それらの全てに影響されない
無垢で無条件な愛のエネルギーです

それは、沈黙と静寂でもあり
純粋意識でもあり
誤解を恐れずに言えば
神でもあるのです


これは
大袈裟に言っているのでもなく
メタファーでもなく
真実です

そして、私たちにとって
それを明らかに知る事が
大切なのです