この世界に存在した時点で
私たちは、祝福されています
もう既に
目的は達成されているのです
今から、努力をして
幸せにならなければ
ならない訳でも
これから、何かの使命を
果たさなければならない訳でも
ありません
肝心なことは
もう終わっています
物心のつく前の世界
或いは、それ以前
その「記憶の無い世界」が
達成された世界であり
祝福された時間です
その後の「記憶のある人生」は
祝福されたことに対しての
お祝いの宴（うたげ）なのです
または、祝福されたことを喜ぶ
舞踊のようなものかも知れません
この世界には
多くの人間が存在しているので
この人生という名のダンスには
きっと幾千万の種類があるでしょう
しかし、その数多くのダンス達には
優劣も目的も使命もありません
踊り舞うことは、結果なのです
喜ぶために踊るのではなく
嬉しいから舞う訳です
そして、通常の私たちは
残念なことに
それ（祝福されている事）を
忘れてしまっています
深刻になっています
ダンスの見栄えやテクニックを
気にし過ぎていて
疲れてしまっています
踊り子が、深刻であっては
心からのダンスを踊れませんし
本人も、楽しくありません
もちろん、時折
「本当のこと」を思い出す事も
あるのですが、その現象にも
記憶に残り難いという特徴が
あるために
何度思い出しても、またすぐに
忘れてしまいます
それは、天界を忘れてしまった
堕天使にも、少し似ています
そして
その忘れてしまったものを
「確かに思い出す」ことが
スピリチュアルであり、冥想です
私たちは祝福されていた
そして
今現在もそうなのです
