レオナルド・ダヴィンチの言葉で
「幸運の女神は前髪しかない」と
いうものがあります
これは
幸運やチャンスが訪れた時は
素早く決断をして行動をし
その女神の前髪を掴めば
幸運を獲得できる
逆に、躊躇してすれ違ったあとでは
女神には後ろ髪がないので
もう掴めないというものです
実際のところは
後ろ髪のある女神もいますが
確かに、それの無い女神の方が
多いようです
それでは、幸運の訪れる頻度を上げて
それを掴むコツはないでしょうか
それはあります
例えば
普段は軽い挨拶をする程度の
関係ですが、密かに
素敵だなと思っている男性が
いるとしましょう
偶然にも、その彼と
何かのイベントで出会って
しまいました
その時の彼は、普段とは違い
とてもフレンドリーで明るく
あなたとの話は弾みました
あなたは、このあと
彼をお茶に誘おうかと思いましたが
今日は、気合の入っていない服だし
周りの知り合いの目も気になりました
そして
彼はこのイベントによく来ている
みたいだから、また会える
今度はもっと準備してこようと思い
その日は連絡先の交換もせずに
別れてしまいました
しかしその後
準備を万全に整えて
そのイベントに何回行っても
彼を見かける事はなかったのです
この時、あなたは幸運を
逃してしまった訳です
普通、私達は幸運がやって来た時
その対象の人や物事自体が
幸運だと思ってしまいます
前述の例で言うと
素敵な彼が幸運の女神である
偶然出会えたことが幸運と
思ってしまいます
そして、それが彼や出来事の
特性だと思ってしまい
それらに連続性を期待します
しかし実は、幸運というものは
対象の人や物事に降りて来るものでは
ありません
むしろ、対象とは無関係です
幸運というのは
あなたという器（うつわ）の中に
降りているのです
考えてみて欲しいのですが
幸運なことが起こる時というのは
何も期待していない時
何も準備していない時が
多いのではありませんか？
その時、あなたという器は
空（カラ）になっているのです
だから、幸運が降り注ぎます
そして、急に幸運が来ると
当然、準備もしていないので
あなたは慌ててしまいます
慌てて、人の目だとか
今日の服装だとかを考えて
器に余計なものを入れてしまいます
そうすると
降りてくるものを遮ってしまいます
そうして幸運を逃してしまうのです
そして、準備を整え
期待を持ってイベントに通っても
器の中がいっぱいで
幸運は降りてきません
結果として
幸運の女神は前髪しかないのかと
思ってしまう訳です
それならば、もう一度
空にすれば良いのです
そして
再度幸運が降りてきた時は
対象物に注意を向けるのでなく
あなたに降りてきているものを
感じて下さい
そして、その流れに身を任せて
周りなどは気にしないでOKです
自分のキャラクターからも自由に
なって、少しアホなくらいでも
良いかも知れません
降りてきているものに任せている時は
意外に破綻しません
幸運の頻度を上げるのは
いかに器を空にするかに
掛かっています
前述の彼以上の幸運が降りて来ると
思います
しかし、器を空にするというのは
何もしないという意味ではありません
むしろ、どんな事も
どんなに詰まらない事にも
一生懸命になる必要があります
そのあとに
期待しないモードに入るのです
本当に一生懸命にした後は
それで満足し完結するので
期待は自然になくなります
あなたの器の中に
期待がない状態というのは
言い換えれば、幸福の状態です
その薫りに惹かれて
幸運は降りてきます
そして
あなたに必要な女神は何度でも
降り立つのです
－関連－空の器はゾーンに入る
