スピリチュアル自動日記

スピリチュアル.悟り.瞑想.についてメッセージを発信します

苦しみのエネルギーを見る

 
殆どの人は、他の人に対し
「印象」を持っていると思います

例えば
好感を持っている人の印象は
高原に吹く風のような感じ
または、陽光のような印象

苦手な人からは
黒い霧のような感じや
硬いトゲトゲの印象を感じているかも
知れません

よくよく思い返してみると
私たちは、殆ど全てのものに
「固有の印象」を
持っている事が判ります


そして、その「抽象的な印象」を
視覚化させることが得意な人は
実体とイメージを、同時に重ねて
見ることが出来ます

これが、俗に言う
「オーラ視」のようなものです

ということは、程度の差こそあれ
実は誰にでも、オーラのようなものは
見えているという訳です

普通は、そんなものは
見える筈がないと思っているので
それを単なる「印象」だと思い
矮小化してしまっています

この現象に懐疑的な人は

たとえオーラのようなイメージを
思い描くことが出来たとしても
それは結局
五感の情報から組み立てた
単なる「想像」に過ぎないのでは…
と思う人もいるかと思います

ですが、この現象を
少し詳細に観察してみると

実は、印象もイメージも
「五感の情報」だけから
感じているのではなく
人や物の出す波長のようなものを
先に感じ取っているのだと判ります


例えば、このブログを書いている
この身体の場合では

稀に、現在の自分のいる空間の
イメージや感触が、急に変化したと
感じることがあります

そして、そう言えば、この感触は
Aさんの持っているイメージに
似ているなと、思っていたりすると
次の瞬間
Aさんが、予定もなく訪ねてくると
いった事が起こったりもします

この時
五感の情報だけから感じているのでなく
それ以外の何かを感じ取っているのです

情報よりイメージが先行している訳です


こういった感じの知覚は
たぶん、みな誰でも持っています
むしろ、もっとすごい精度で
第六感的なものを感じる人も
多いかも知れません

「何も感じないよ」と言う人も
自分でそう思い込んでいるだけで
実は、多くの体験をしていて
無意識に見て見ぬふりをしています


「印象」と言うのは
五感の情報だけから脳が作っているもの
という概念から自由になって

「印象化という機能」を
少しリスペクトしてあげると
楽しいことや不思議なことが
少しだけ多く起こる筈です

オーラ視と言うと
少しオカルトっぽい感じですが
エネルギー視と捉えると
的を射た感じです


そしてこれらは
何のエネルギーを見ているのかと言うと
人のマインドの波長をみたり
こころの香りを感じています

マインドより奥にある「人間の本性」は
みな素晴らしく、そして共通なので
誰の「本性」を見ても
そこに差異はありません

なので、十人十色に感じてしまう
エネルギー視というのは
人の本性の周りに取り憑いた
それぞれのマインドの波長を
感じている訳なのです

それは固定的なものでなく
時と場合で、変化しますし
絶対的なものでもありません

そして、これらを見るのは
遊びのようなものです
特段大切なことでもありませんし
固執する必要もありません


ただ、これは使い方次第で
私たちの役に立つ場合があります

普通、このエネルギー視をする際は
他の人や他のモノなどを見ます
つまり自分の「外側」を
見ている訳です

しかし、それとは反対に
自分の「内側」を見る時

私たちにとって
とても役立つ事が起こるのです


私たちの体の中には
憂鬱や悲しみや嫉妬
性的なもの、攻撃的なものなどの
私たちを苦しめるものが
数多くありますが

内側のそれらを外側を見るように
イメージとして
オーラとして見てみるのです

すると
私たちを苦しめるそれらは
固有の色や模様を持つ
単なるエネルギー体なのだと
判ってきます

偏見を排して見たならば

嫉妬のエネルギー体ですら
純粋で美しいものだと知ります

そして、さらに目を凝らしてみると
その綺麗なエネルギー体の周りに
まとわり付く、小さなエネルギーが
あることが見えてきます

それは、概念や記憶などです

概念や記憶などは、本来
とても儚く弱いものですが
身体のエネルギーに意味付けをしたり
焚きつけたりすることで
大きな力を得ています
まるで虎の威を借る狐のようです

それが見えてしまえば
私たちを苦しめるエネルギーも
あまり怖いものではないと判ります


そして、それらをさらによく見ていると
大きいエネルギーも
小さいエネルギーも
どちらも単なる物理現象であると
判るようになります

それは、外側の世界の自然現象と
何も変わらないのです
雲の形や星の光のようなものです

月が満月だから悲しむことも
星が光るから嘆く必要も無いように
私たちは
憂鬱や嫉妬のエネルギーや
概念や記憶のエネルギーを見て
悲しむ必要はないのです

たとえ
私たちの身体の内側に在ったとしても
それは、単なる物理現象や
美しい自然現象です

そして
悲しみや苦しみやイライラや
憂鬱や寂しさなどのエネルギーは
あなた本体でないばかりか
あなたの所有物ですらありません

空に浮かぶ雲の形が原因で
あなたが苦しむ必要はないのです


内側の話をしてきましたが

外側のエネルギーも同じです
それらも、もちろん
あなたを苦しめるものでは
ありません

 

 

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